2012年11月2日金曜日

かん袋(大阪府堺市)「くるみ餅」

明日から長野県松本市に行ってきます。
後輩の結婚式です。
久し振りに会う仲間も多く楽しみです。

で、いつも通り前振りとは関係なく大阪府堺市にあるかん袋の「くるみ餅」です。

創業1329年(元徳元年)という大阪府堺市の誇る老舗の餅屋(和菓子屋?)です。

堺をこよなく愛するshrikeさんに教えていただきました。
「くるみ餅」そのものは頂いたことはある(shrikeさんのお土産)のですが店舗には初めてお邪魔します。店舗の近くには、これまたshrikeさんの大好物である路面電車が走っていました。

店内は思ったほどに大きくはなく、イートインスペースと販売カウンターのみのシンプルな構成です。そして、わかっていたことではあるのですが商品は「くるみ餅」と「氷くるみ餅」のみ。「氷くるみ餅」は実店舗でしか頂けません。が‥‥「氷くるみ餅」は「くるみ餅」に氷が載っているだけなので実質の商品展開は「くるみ餅」のみ‥‥凄いという言葉しか出てきません。三重県の誇る老舗(実際は日本でも有数の老舗)である赤福のようです。
昼前に訪問したのですがかなり混んでいました。

シールパック入りのものと壺入りのものを購入しました。
写真は撮り忘れてしまったのですが包装が見事でした。持ち運びしやすいようにきっちりとビニール紐が結ってあってKinbooooo好みの包装です。この時代には合わないかもしれませんが壺入りのものがあるというのが、これまたKinbooooo好み。プラスチック容器がでてくる前はごくごく普通に使われていた容器でしょうから‥‥

帰宅後、早速頂きます。

小振りのお餅はうぐいす色の餡にくるまれています。
ゆるめで照りのある餡は適度な甘さでとても美味しい。
お餅は‥‥普通かな‥‥
全体的には絶妙な甘さ(甘いけれども甘すぎない)のあんころ餅といった感じ。
ただ、赤福でも感じたのですが200年以上前にこの味わい(多少は変わっているでしょうが)は凄いなっと感じました。

不思議な事が一つ。ここの餡の材料は何なのだろう?ホームページやガイドブックにもこれといって触れてはいない。キレイなうぐいす色で所々に黒いものがある‥‥老舗の秘密なのでしょう‥‥

1 件のコメント:

  1. 私の好きなかん袋をご紹介いただき、ありがとうございます。

    1329年に和泉屋という商号で創業し、
    1420年頃に明(中国)の農作物でくるみ餅の原形ができ、
    南蛮貿易が始まると、
    ルソン(フィリピン)の砂糖を加え、現在のくるみ餅となり、
    1593年に豊臣秀吉により「かん袋」と命名され、
    明治時代になり、
    冷凍技術による氷により、氷くるみ餅ができました。

    「氷くるみ餅」には27代700年続いた「かん袋」の歴史が感じられる一品ですので、ご覧の皆様も一度ご賞味くだされば、幸いです。

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